院長紹介 - ワイヤー矯正をしたくない方向けの大阪の専門医院

DOCTOR
院長紹介

ご挨拶

院長

院長   中村竜三
Ryuzo Nakamura

初めまして。マウスピース矯正歯科、院長の中村竜三と申します。当院ではあなたのお悩みに寄り添い、あなたにとって最善な方法を提案できるようしっかりとお話させていただくことを大切にしています。

また、患者様ご自身の天然の歯をなるべく長く残し、生涯ご自身の歯でお食事を楽しんでもらうことを目指しております。そのためには綺麗な歯列と噛み合わせが最も重要だと考え、矯正治療を行っております。こういった目標を実現するためには、歯列矯正以外にもさまざまな治療が必要になるため、歯を残すための治療、歯を失った場合の治療など、さまざまなジャンルで高い水準の治療を行っております。

このような取り組みによって、他院では出来ないと言われたような難しい症例でも、あなたにとって最善な方法を提案できるのが当院の強みです。

いま歯並びでお悩みの方、当院で治療を受けるか悩んでいる方に、当院のことや私の考え方をもっと知っていただくために、僭越ながら自己紹介のページを作らせていただきました。少し長くなりますが、ぜひご覧ください。

  • 略歴

  • 広島大学卒業
  • プリベンチャル守口駅前歯科勤務
  • 2023 Mouth Peace 矯正歯科 開院
  • 所属学会

  • 日本アライナー矯正歯科学会
  • 即時荷重研究会
  • 日本顎咬合学会
  • 国際口腔インプラント学会

和歌山のサッカー少年から
歯科医師の道へ

院長サッカー少年時代

和歌山県のごく普通の家庭に生まれた私は、幼少期はサッカーに明け暮れるごく普通の子供で、特別に勉強が好きということもなく、小中高と普通の公立の学校に通っていました。

実は、歯科医師は家族も歯科医師や医療関係者ということが多いのですが、私は家族に歯科関係者や医療関係者は全くいませんでした。

幼少期の私と歯科との唯一の接点が、父の大親友で歯科医師の木村さんでした。木村さんとは家族ぐるみで付き合いがあり、お互いの家を行き来したり、皆んなでバーベキューをするような関係で、私自身子供の頃は木村さんに歯の治療をしてもらっていました。木村さんには本当に良くしてもらい、実際に木村さんに歯の治療をしてもらっていたことから、『歯科医師』は私にとってすごく身近な職業であると同時に、憧れの職業でもありました。

大学進学の際にはもちろん歯科大学を受験しました。ありがたいことに歯科大学だけでなく医学部にも合格し、家族や周囲からは、せっかくなら医学部に進学するようにと助言を受けました。自分でも正直なところ、普通なら医学部に進学するのだろうなとは思ったのですが、父の親友で歯科医師の木村さんとの想い出や、幼少期から抱いていた歯科医師への憧れから、気づいた時には歯学部への進学を決めていました。

この選択を後悔したことは今まで一度もなく、あのとき歯科医師への道を選んで本当に良かったと心から思っており、生まれ変わっても歯科の仕事がしたいと思うぐらい歯科の仕事が大好きです。

大学時代は矯正治療とは
無縁の日々を送りました

現在は『マウスピース矯正歯科』の院長を務める私ですが、歯科大学で学生をしていた頃は、矯正治療との接点はほとんどありませんでした。実は歯科大学では矯正治療について学ぶ機会はあまり多くなく、一般歯科について座学や研修で学びを深めていきました。

歯科大学で基礎的な歯科知識を学んだり、研修で実際に患者様にお会いするなかで、『患者様が喜んでくれると嬉しいな、やっぱり歯科医師っていい仕事だな』と感じていましたが、歯科大学で学ぶことは限られているため、具体的に自分が将来どんな歯科医師になりたいか、どんな治療が好きなのか、どんな患者様を治療したいのかといったことは、ぼんやりとしたままでした。

院長大学時代

歯科医師になって知った
噛み合わせの大切さ

歯科大学卒業後は合計で8年間ほど、同じ医療法人で勤務医をさせていただきました。

ありがたいことに最後には副院長という立場をいただき、この8年間の勤務医経験の中で本当にたくさんのことを学びました。

実際に歯科医師として働き始めると、歯学部で学んだことだけでは一般的な治療しかできず、もっと多くのことを学ぶ必要があるということを痛感することになります。もっといい治療をしたい、もっと多くの患者様の希望に応えられるようになりたい。そんな思いを抱いたことを機に、休日には歯科の勉強会やセミナーを受講するようになりました。

副院長時代

自分の知識と技術が増えるにつれ、患者様に喜んでいただけることが多くなり、歯科医師の仕事に楽しさ・やりがいを感じることも増えるため、さらに勉強にのめり込んでいきました。もっと勉強したい、知識をつけて患者様に還元したいという思いで、自分の歯科医師としてのレベルを上げるために、毎月2回は東京の勉強会に通ったりと診察していない間はずっと勉強し続けるような日々を送りました。

いただいたお給料のほとんどを勉強会の参加費や交通費に充てていたので、先輩の先生方は半ば呆れながらも、本当に歯科が好きなんだねと言ってくださいました。

そうして日々勉強を続ける中で、特に私が影響を強く受けたのが、SJCDという歯科のスタディグループでの『噛み合わせ』のセミナーでした。

当時私は一般歯科の診察をしていたのですが、メンテナンス等で来院される患者様を見ていると、噛み合わせや歯並びが悪い方は、やはり歯の状態がとても悪くなっていることが多い傾向にありました。その反対に、噛み合わせや歯並びが良い方は、ある程度の年齢になってもご自身の歯が健康な状態でしっかり残っている場合が多いです。

こういった経験や、SJCDのセミナーでの学びもあり、健康な天然の歯を多く残すためには、『噛み合わせ』や『歯並び』が大切だと強く感じるようになりました。そして噛み合わせや歯並びの改善のために最も効果的な治療である、矯正治療を学ぼうと考えるようになったのです。

マウスピース矯正との出会い

マウスピース矯正との出会い01

噛み合わせや歯並びの重要性を感じてからは、矯正治療について積極的に学ぶようになりました。

先輩の先生方の治療を見て学び、休日には勉強会に参加する日々を過ごす中で、勤務していた医院でも私の熱意を認めていただけたようで、2年目には矯正治療を担当させていただけるようになっていました。

私が矯正治療を担当するようになった当初は、まだまだ矯正治療といえばワイヤー矯正が主流の時代で、例に漏れず私もワイヤー矯正で治療を行っていました。マウスピース矯正の存在は認識していましたが、当時の歯科業界ではマウスピース矯正に対して『簡単な症例しか治せない』というイメージが強く、私自身もマウスピース矯正には、確かに見た目が目立ちにくかったり治療の痛みが少なかったりはするようだけれど、そもそも歯並びを綺麗に治療できないのであれば意味がないと思っていました。

ワイヤー矯正での治療を数多く行っていく中で、今でも記憶に残っている、印象深い出来事があります。当時私が担当させていただいていた患者様で、ワイヤー矯正とインプラントを組み合わせて治療した方がおられました。

治療は上手くいったため、すごく喜んでいただけたのですが、全ての治療が終わった後に『治療中に辛かったことはありましたか?』と聞くと、『ワイヤー矯正の痛みがなにより辛かったです』と話されたのです。

私はてっきり、外科手術を伴うインプラント治療が痛かった、怖かった、辛かった、と言われると思っていたので、インプラント以上にワイヤー矯正が辛かったのか、ワイヤー矯正の痛みはそんなに患者様にとってのご負担になっているのかと、とても驚きました。

それまでの私は、最終的に治療が完了した時に100点の仕上がりになっていることを目指していましたが、この出来事をきっかけに、治療中にも患者様の生活は続いているということを強く意識するようになりました。特に矯正治療のような長期に及ぶ治療では、治療中の生活のクオリティをより高めること、痛みや装置による不快感、治療中に日常生活で制限されることがなるべく少なくなるように、治療期間も含めて患者様の生活をいかに快適に維持できるかどうかも、歯科医師の手腕次第なのだと気づいたのです。

そうして患者様のご負担の少ない矯正治療を追い求めるようになりしばらくした頃、マウスピース矯正の世界的な権威である尾島賢治先生と出会ったことがきっかけで、私の中にあった『マウスピース矯正は簡単な症例しか治せない』というイメージが大きく変わりました。

マウスピース矯正との出会い02

当時はまだまだマウスピース矯正に否定的な先生も多かったですが、尾島先生のセミナーを見ると、ワイヤー矯正でも非常に難しいような症例を、マウスピース矯正でなんら問題なく治療されており、衝撃を受けたことを覚えています。

マウスピース矯正はワイヤー矯正と比較して、治療期間中の痛みが少ないことや、見た目に装置が目立つことがなく、患者様の生活の質を維持しやすい治療です。尾島先生のセミナーを受け、こんなに難しい症例でも治療できるなら、患者様にとっての利益も大きなマウスピース矯正こそ私が今後勉強するべき治療だと確信しました。

それまで100症例以上のワイヤー矯正を行ってきた私でしたが、尾島先生のセミナーをきっかけに大きく舵を切り、マウスピース矯正についての猛勉強を開始しました。

当院のマウスピース矯正の
技術について

マウスピース矯正と出会ってから、実際にマウスピース矯正での治療を行うまでは、本当に勉強することが多くて大変でした。ただ私にとって大きなアドバンテージだったのは、これまでワイヤー矯正について誰よりも熱心に学び、数多くの治療を行ってきたことです。

ワイヤー矯正もマウスピース矯正も、歯を動かす仕組みそのものは同様です。私にはワイヤー矯正の経験から得た矯正治療の知識があるので、それをマウスピースという最新の技術に置き換えることで対応することができました。

またワイヤー矯正の知見があることにより、マウスピース矯正だけを勉強してきた先生とはまた違った発想や技術を持っていると自負しています。その一例として、当院で実際にマウスピース矯正で治療した症例をお見せします。

  • マウスピースbefore
  • マウスピースafter

こちらの症例の患者様は、どこの病院でもワイヤー矯正でしか治療できないと診断され、セカンドオピニオンで当院に来られました。

確かに難しい歯並びですが、当院ではマウスピース矯正のみで治療が完了しています。患者様は何件も相談に行かれて、ワイヤー矯正でしかできないと言われ続けていたため、当院ではマウスピース矯正だけで治療できると言っても、最初は半信半疑だったそうです。

治療が終わった後には、笑顔に自信が持てるようになり人生が変わった、先生に診てもらって本当に良かったと言っていただけました。

こちらの患者様と同じように、当院には『マウスピース矯正では絶対に無理、ワイヤー矯正しなければどうしようもない』と言われてしまった患者様が来院してくださることがよくあります。そういった患者様のほとんどが、当院のマウスピース矯正で全く問題なく治療できています。普通の先生には難しすぎて手を出せないような症例でも、私はマウスピース矯正について本当に精通している自信があるので、ごく普通に治療できるというケースはよくあります。

ただし、ワイヤー矯正・マウスピース矯正問わず、矯正治療だけでは救うことのできない患者様もおられます。

矯正治療だけでは
救えない患者様もいます

  • マウスピースbefore
  • マウスピースafter

こちらの症例の患者様は、奥歯が歯周病でなくなり、前歯がすきっ歯になってきたという患者様です。他院では上の歯は全ての歯を抜いて総入れ歯にしないといけないと言われ、できるだけ歯を残したいと来院されました。

奥歯の歯がないところはインプラントで噛み合わせを回復し、歯並びが悪い部分は歯列矯正で元に戻しました。さらに歯がグラグラしている、歯の色、形が気になるとのお悩みもありましたので、セラミックの被せ物で歯を連結し、抜歯しないといけないような歯でも残すことができています。

無事に治療が終わり、患者様には口元が20年ぐらい若返ったと喜んでいただけました。このような患者様を救うために、私は歯列矯正だけでなく、さまざまな分野の治療を学んできました。こちらの患者様を救うためには、歯列矯正だけでなく、歯周病治療、インプラント治療、セラミック治療、噛み合わせの調整など、さまざまなジャンルの治療を高いレベルで行う必要がありますが、私のように歯列矯正に特化したうえで、他の治療も高いレベルで行える歯科医師は全国的に見てもほとんどいません。本当に当院を受診していただいて良かったです。

実はこちらの症例のような、歯列矯正だけでなく総合的な治療が必要な患者様は、たくさんおられます。特に大人の矯正治療だと、歯並びだけ綺麗にすれば良いというケースは私の感覚としては4割程度で、残り6割の方が歯並び以外の治療も必要になります。被せ物の調子が悪かったり、歯周病があったり、もうダメになっている歯があったり、歯茎に問題があったりと、人それぞれさまざまな問題を抱えています。そういった患者様に歯列矯正だけを行っても、治療しなかった箇所が後々悪くなってくるため、結局歯列が長持ちしないのです。

そういった治療に目を瞑って当院では矯正治療だけを行うという選択肢もありましたが、私の根幹にあるのは『患者様ご自身の歯を長く持たせたい』という理念で、そのために矯正治療をしているので、矯正以外にも歯を長持ちさせるために必要な治療があるのであれば、目を背けるわけにはいけないと考えております。

こういった私の理念を体現するために、当院では歯列矯正だけでなく、主要な歯科治療は一通り高水準で行えるようにしております。

一人でも多くの患者様を救うために丁寧な診察と説明を行います

ここまでご説明したような、歯列以外にも問題を抱えた患者様の中には、ご自身の状況を理解されていない場合も多いです。そのため当院では矯正治療をご希望の患者様にも、なるべく全顎的な診断を行い、患者様ご自身が自覚されていない問題まで発見できるように努めています。

また、患者様が自覚していない問題を歯科医師が診断しても、伝え方が悪ければ『無意味な治療を勧められているのかも?』と感じさせてしまい、治療にまで至らない場合もございます。他にもマウスピース矯正でよくあるトラブルとして、患者様が1日に必要な装着時間を守ることができず、治療計画通りに歯が動かないということもあります。これも『装着時間を守る大切さ』を患者様にうまく伝えられていないことが問題の一因です。

語りかける院長

こういった事態を防ぐためにも、患者様と密にコミュニケーションをとること、そして治療について患者様が納得できるように説明することが大切だと考え、当院では患者様一人一人により多くの時間をかけて治療前のカウンセリングなどを行っております。

ワイヤー矯正の知識は
今も役立っています

ワイヤー矯正

当院はマウスピース矯正歯科という名前ですが、実はワイヤー矯正も併用して治療を行う場合があります。

手前味噌ではありますが、私のマウスピース矯正の技術であれば、ほとんど全ての症例をマウスピース矯正単体で治療することが可能です。ですが場合によっては、『最初だけワイヤー矯正を使った方が治療期間が短くできる』『マウスピース矯正だけでも大丈夫だけど、ワイヤー矯正も併用した方がより治療の精度が高くなる』というような症例もございます。

こういった場合には、患者様とご相談のうえ、ワイヤー矯正を併用することもあります。ただしワイヤー矯正の期間中は痛みが強いとおっしゃる患者様も多いため、最初から最後までワイヤー矯正で治療することは基本的にはありません。できる限りマウスピース矯正で治療を行い、ピンポイントでワイヤー矯正を行うことで、患者様の生活の質をなるべく損なわずに、なおかつ効率も良い矯正治療を目指しています。

『噛み合わせ』でより多くの
患者様を救うために

公演を行う院長

さまざまなことをご説明してきましたが、全ては噛み合わせと歯並びを通じて患者様の天然の歯を1本でも多く、1年でも長く持たせるための取り組みです。

歯列矯正もそのための手段の一つに過ぎません。

『歯列矯正は見た目をよくするだけの治療』という印象をお持ちの方も多いかもしれません。ですが当院では歯列矯正について、噛み合わせを改善することでより長く健康に、患者様ご自身の歯を使い続けていただくための治療だと考えております。

また、噛み合わせの治療は大掛かりになることも多く、矯正とインプラントを絡めた治療や、セラミックを絡めた治療など、患者様にとって最良の治療を行うためには、本当にさまざまな知識と技術、経験が必要になります。

矯正治療のプロフェッショナルであることは当然として、それ以外の色々な治療にも精通するために、私は今でも日々勉強を続けています。矯正歯科としては珍しく、当院がインプラントなどの外科手術や補綴など、さまざまな治療を行えるのは『噛み合わせでより多くの患者様を救う』という私の理念を体現するためです。

私の考え方に共感していただける方は、ぜひ当院にご来院ください。

日本全国のマウスピース矯正の
レベルを向上させる

マウスピース向き合う院長

現在私は、他の先生がされている勉強会に特別講師として出席させていただいたり、自身でもセミナーを主催したりと、歯科医師向けにマウスピース矯正の講師としての活動もしております。

私も最初はマウスピース矯正について教えてもらった側ですし、教えるというとおこがましいかもしれませんが、私の知識で他の先生方の役に立って、間接的に患者様のお役にも立つのなら嬉しいです。

歯科業界の中でも、マウスピース矯正では難しい歯並びは治せない、結局ワイヤー矯正じゃないと上手くいかない、といったイメージを持っている先生方も多いですが、マウスピース矯正について正しく学べば、ワイヤー矯正とほとんど同じ治療を行うことが可能です。

歯科業界全体でもっとマウスピース矯正の知見が深まることで、より多くの患者様に最良の治療を届けられるようになれば良いなと思っています。

講演、セミナー

  • 日本アライナー矯正歯科研究会 症例検討会 講演
  • 即時荷重研究会 症例検討会 講演
  • Ciao 特別講演
特別講演
セミナー

受講コース

  • ドーソンアカデミー 米国の噛み合わせのスペシャリストによるコース
  • FIDI 抜歯即時埋入の第一人者の林揚春先生によるインプラントコース
マウスピース矯正専門ドクターに
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