非抜歯矯正のビフォーアフター|抜歯・ワイヤーと言われた方がマウスピース矯正で改善した症例
他院で「抜歯・ワイヤー矯正が必要」と言われたケースでも、
診断条件と治療手段が整えば、非抜歯・マウスピース矯正で改善できる可能性があります。
「何件も矯正相談に行ったけれど、どこでも抜歯+ワイヤー矯正で3年と言われた」
「歯を抜かずに治したいけれど、非抜歯だと出っ歯になると言われて諦めかけている」
このようなご相談で、当院にセカンドオピニオンとして来院される方は少なくありません。
今回ご紹介するのは、他院3件すべてで「抜歯・ワイヤー矯正が必要」と診断されたものの、 当院では非抜歯・マウスピース矯正で1年10ヶ月で治療を終了した症例です。
CONTENTS
非抜歯矯正のビフォーアフター症例①
歯を抜かずに矯正できるのか、そして本当に口元が悪化しないのか。 文章だけでは伝わりにくいため、まずはビフォーアフターをご覧ください。



症例概要|他医院3件で抜歯・ワイヤー矯正と言われたケース
- 年齢:40代女性
- 主訴:歯並びと噛み合わせを整えたい
- 他院診断:抜歯+ワイヤー矯正、治療期間約3年
- 当院治療:非抜歯・マウスピース矯正
- 治療期間:1年10ヶ月
患者さんは「できれば歯を抜きたくない」「目立つワイヤー矯正は避けたい」という思いから、 当院へセカンドオピニオンとして来院されました。
非抜歯矯正のビフォーアフター症例②


症例概要|他医院2件で抜歯・ワイヤー矯正と言われたケース
- 年齢:30代女性
- 主訴:歯並びと噛み合わせを整えたい
- 他院診断:抜歯+ワイヤー矯正、治療期間約3年
- 当院治療:非抜歯・マウスピース矯正
- 治療期間:1年8ヶ月
なぜ他院では抜歯、当院では非抜歯が可能だったのか
矯正治療では、歯を並べるためのスペースをどう確保するかが重要です。
ワイヤー矯正では、
- スペースが足りない場合
- 歯を後ろに下げるコントロールが難しい場合
抜歯を選択するのが一般的です。
一方、非抜歯で無理に並べると、
- 前歯が前方に押し出される
- 口元が突出する(いわゆる出っ歯になる)
というリスクがあるため、「非抜歯はおすすめできない」と説明されることも多いのです。
当院が非抜歯で出っ歯にせず治療できた理由
当院では、アンカースクリュー(矯正用インプラント)を併用した マウスピース矯正を行っています。
この症例では、
- アンカースクリューを使用
- 上下の歯列全体を後方(遠心)へ移動
することで、
- 歯を抜かずにスペースを確保
- 前歯を前に出さずに歯列を整える
ことが可能でした。


アンカースクリューは痛い?怖い?実際の痛みと患者さんの声
非抜歯矯正の説明をすると、多くの方が気にされるのが 「アンカースクリューって痛そう」「怖くないですか?」 という点です。
結論からお伝えすると、アンカースクリューを入れる時の痛みはほとんどありません。
アンカースクリューを入れる時の痛みについて
処置の際は局所麻酔を行うため、 痛みを感じることはほぼありません。
実際に患者さんからは、
- 「いつ入ったかわからなかった」
- 「思っていたよりあっという間だった」
といった声がほとんどです。
治療後の痛み・違和感について
治療後についても、強い痛みが出ることはほとんどありません。
一部の方(体感で約1割程度)で、
- 頬に少し擦れて気になる
- 違和感がある
と感じる方がいらっしゃいますが、 多くの場合、最初の1~2週間程度で自然に慣れてきます。
アンカースクリューは一時的なものです
アンカースクリューは矯正治療中だけ使用する一時的な装置です。
治療が終われば、
- 簡単に取り外し
- 歯ぐきや骨は元の状態に戻ります
体内に残ることはありませんので、その点もご安心ください。
「痛そう」「怖そう」というイメージだけで選択肢を狭めてしまうのは、 本当にもったいないケースも多いと感じています。
非抜歯で治療できる可能性を広げるための手段として、 アンカースクリューは非常に有効で、安全性の高い治療法です。
非抜歯矯正で失敗しないための条件
- ① 横顔(側貌)を含めた診断
- ② 歯列全体をコントロールできる治療手段
- ③ マウスピース矯正を熟知した治療計画
- ④ 患者さんの希望との一致
非抜歯矯正は、すべての方に適している治療法ではありません。 適切な診断や治療計画がなければ、
- 前歯が前に出てしまう
- 口元のバランスが崩れる
- 噛み合わせが不安定になる
といった「非抜歯矯正の失敗」につながる可能性があります。
当院では、以下の条件を満たすかどうかを重視して 非抜歯矯正の適応を判断しています。
① 横顔(側貌)を含めた診断が行われていること
歯並びだけを見て「非抜歯でいけそう」「抜歯が必要」と判断するのは、 正確な診断とは言えません。
非抜歯矯正で最も重要なのは、 横顔(側貌)のバランスです。
この症例では、
- 口元を引っ込めたいという主訴がない
- 現状の口元バランスを維持したい
という条件がそろっていたため、 抜歯による大きな後退を行う必要がありませんでした。
アンカースクリュー×マウスピース矯正の専門性
当院では、アンカースクリューとマウスピース矯正を組み合わせた治療を数多く行っており、 歯科医師向けのセミナー講師としても活動しています。
アンカースクリューを適切に使うことで、
- 歯を抜かずに歯列全体をコントロール
- 出っ歯にせず、自然な口元を維持
- 治療期間の短縮
が可能になります。

② 歯列全体をコントロールできる治療手段があること
非抜歯矯正で失敗が起こる多くの原因は、 前歯だけを並べようとしてしまうことにあります。
前歯を無理に並べると、 歯列全体が前方へ押し出され、 結果として出っ歯になってしまいます。

当院では、
- アンカースクリューを使用
- 歯列全体を後方(遠心)へ移動
させることで、 歯を抜かずにスペースを確保しています。

非抜歯で遠心移動を行う際の注意点
非抜歯矯正で歯列全体を後方(遠心)へ移動する場合、 親知らずの状態が非常に重要になります。
特に、
- 骨の中に埋まっている親知らず
- 斜めや横向きに生えている親知らず
がある場合、奥歯を後方へ動かす際の物理的な障害となり、 遠心移動の妨げになることがあります。
そのため、当院では
- 歯を並べるための「小臼歯の抜歯」は行わない
- 必要に応じて親知らずの抜歯を先行する
という判断を行うことがあります。
これは「非抜歯矯正=一切抜歯をしない」という意味ではなく、 歯並びや口元のバランスに影響しない部分を適切に処置することで、 非抜歯矯正を成立させるための重要な準備です。
③ マウスピース矯正を熟知した治療計画であること
マウスピース矯正は、 ただ装置をつければ歯が動く治療ではありません。
特に非抜歯矯正では、
- どの歯を、どの順番で動かすか
- どこを固定源として使うか
- どのタイミングでスペースを作るか
といった治療計画の精度が結果を大きく左右します。
当院では、アンカースクリューとマウスピース矯正を併用した治療を数多く行い、 歯科医師向けのセミナー講師としても治療理論を発信しています。
④ 患者さんの希望が明確に共有されていること
非抜歯矯正が成功するかどうかは、 患者さんのご希望も非常に重要です。
この症例では、
- 口元を大きく変えたいわけではない
- 歯並びと噛み合わせを整えたい
というご希望が明確でした。
そのため、 抜歯によって口元を大きく後退させる治療ではなく、 非抜歯でバランスを整える治療が適していました。
非抜歯矯正で大切なのは、 「抜く・抜かない」という二択ではありません。
正確な診断と、それを実現できる治療手段があるかどうか が結果を左右します。
他院で抜歯と言われた方でも、 条件が整えば非抜歯で治療できる可能性があります。
非抜歯矯正についての考え方や、適応・限界については、 歯を抜かない矯正治療の詳しい解説 でも分かりやすくご紹介しています。
Q&A
Q. 非抜歯矯正だと出っ歯になりませんか?
A. 診断や治療方法を誤ると、非抜歯矯正で前歯が前に出てしまうケースは確かにあります。 そのため他院では「非抜歯だと出っ歯になる」と説明されることが多いのです。
当院では、アンカースクリューを使用して歯列全体を後方(遠心)に移動させることで、 歯を抜かずに、出っ歯にせず治療することが可能です。
Q. なぜワイヤー矯正では抜歯になることが多いのですか?
A. ワイヤー矯正では、歯を後方へまとめて動かすコントロールが難しい場合が多く、 スペースが不足すると抜歯が選択されやすい傾向があります。
一方、当院ではアンカースクリューとマウスピース矯正を併用することで、 歯列全体をコントロールし、抜歯を回避できるケースが多くあります。
Q. 非抜歯矯正ができるかどうかは何で決まりますか?
A. 非抜歯で治療できるかどうかは、
- 歯並びの状態
- 噛み合わせ
- 横顔(側貌)のバランス
- 口元を引っ込めたいという希望の有無
などを総合的に診断して判断します。
この症例では「口元は現状維持でよい」というご希望だったため、 抜歯を行わずに歯並びと噛み合わせを整える治療方針が適していました。
Q. 他院で抜歯と言われましたが、本当に非抜歯は無理なのでしょうか?
A. 必ずしもそうとは限りません。
診断方法や治療手段によって、 抜歯が必要と判断されていたケースでも非抜歯で治療できる 可能性があります。
実際に当院には、複数の医院で「抜歯・ワイヤー矯正が必要」と言われた後に、 セカンドオピニオンとして来院される方が多くいらっしゃいます。
Q. 非抜歯矯正でも親知らずは抜くことがありますか?
A. はい、あります。
非抜歯矯正とは「歯並びを整えるために小臼歯などの健康な歯を抜かない治療」を指します。 そのため、すべての歯を一切抜かないという意味ではありません。
Q. 親知らずがあっても、必ず抜歯が必要ですか?
A. いいえ、必ずしも抜歯が必要とは限りません。
まっすぐ正常に生えており、 遠心移動の妨げにならないと判断される場合には、 親知らずを残したまま治療を進めることもあります。
当院では、レントゲンやCTを用いて親知らずの位置・向き・骨の状態を確認したうえで、
抜歯の必要性を慎重に判断しています。
Q. アンカースクリューは本当に痛くないのですか?
A. 処置の際は局所麻酔を行うため、入れる時の痛みはほとんどありません。 多くの方が「いつ入ったかわからなかった」と感じる程度です。
治療後も強い痛みが出ることはほとんどなく、 頬に少し擦れて違和感を感じる方が約1割程度いらっしゃいますが、 多くの場合最初の1〜2週間ほどで慣れてきます。
Q. アンカースクリューは危険ではありませんか?
A. アンカースクリューは矯正治療で長年使用されている、 安全性の高い医療器具です。
当院では、骨の状態や位置を事前に診断したうえで適切な場所にのみ使用するため、 日常生活に支障が出ることはほとんどありません。
Q. アンカースクリューは治療後も残りますか?
A. いいえ。アンカースクリューは矯正治療中だけ使用する一時的な装置です。
治療が終了すれば簡単に取り外すことができ、 歯ぐきや骨は元の状態に自然に戻ります。 体内に残ることはありませんのでご安心ください。
Q. アンカースクリューはマウスピース矯正でも使えるのですか?
A. はい。アンカースクリューはワイヤー矯正だけでなく、 マウスピース矯正でも非常に有効です。
特に当院では、
- 歯を抜かずにスペースを作りたい
- 出っ歯にせず歯列を整えたい
といったケースで、アンカースクリューとマウスピースを併用した治療を多く行っています。
Q. 大人でもアンカースクリューは問題ありませんか?
A. はい。年齢による問題はほとんどありません。 実際に当院では40代・50代の方でもアンカースクリューを使用した矯正治療を行っています。
骨の状態を確認したうえで安全に行いますので、 年齢を理由に諦める必要はありません。
他院で「抜歯・ワイヤー」と言われた方へ
抜歯が必要と言われたからといって、 必ずしもそれが唯一の正解とは限りません。
診断方法や治療手段によって、
- 非抜歯で治療できるケース
- マウスピース矯正で対応できるケース
も多く存在します。
「歯を抜かずに治したい」
「ワイヤー以外の方法を知りたい」
そう感じている方は、ぜひ一度セカンドオピニオンとしてご相談ください。
抜歯と言われた診断が本当にご自身に合っているのか、
一度、非抜歯という選択肢があるかどうかだけでも確認してみてください。

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