八重歯のマウスピース矯正【20代女性】抜歯矯正

八重歯のマウスピース矯正【20代女性】抜歯矯正

今回は当院で治療した、八重歯を改善した症例をアップしました。治し方や注意点を解説していますので、最後まで読んでみてください。治療期間も1年2ヶ月と早く終わっています。

治療概要

患者さんのお悩み、希望
八重歯と噛み合わせが気になる。他の矯正歯科に相談に行き、抜歯矯正なのでワイヤー矯正が良いと言われたが、痛みや見た目が気になるので、出来ればマウスピースで治療したい。
治療方法
マウスピース矯正のみで治療。スペースが足りないので、上アゴの歯を2本抜歯して矯正治療を行いました。
上アゴは乳歯が1本残っていたため、その部位を抜歯しています。
マウスピースを自宅で1週間に1回交換してもらい、4ヶ月に1度の来院時に動きをチェックしました。
上の奥歯が虫歯が大きく、状態が悪かったので親知らずの移植も行いました。
治療期間
1年2ヶ月

八重歯のマウスピース矯正 Before & After

治療前
治療後
治療前の噛み合わせ 前歯が噛んでいない状態
治療後の噛み合わせ 前歯がしっかり噛んでいる
上アゴの歯並び、八重歯が飛び出ている状態
治療後 綺麗に並びました
治療後の口元の印象 思いっきり歯を見せて笑えるようになったと喜んでいただけました

八重歯の治療方法

八重歯の治療方法(抜歯して治療する場合)

八重歯は歯並びにスペースが足りずに、犬歯と呼ばれる前から3番目の歯が、歯並びから飛び出て重なっている状態です。

通常スペースが足りないため、歯を抜いてスペースを確保する必要があります。歯並びによっては歯を抜かずに治療することも可能です。

今回は上アゴの片方の前から4番目と反対側は乳歯が残っている5番目の歯を抜歯しました。

抜歯した方が治療は早いですが、どうしても抜歯したくないという方は、歯を抜かずに治療する方法もご提案させていただきます。ご希望をまずはお伺いした上で、計画を立てていきますのでご安心ください。

乳歯や虫歯が大きい歯など、将来長く使えないと予測される歯を抜歯するように治療計画していきます。

上アゴだけ抜くのは問題?

よく聞かれるのは、上アゴだけ抜いて噛み合わせのバランスが悪くならないの?という事です。写真を出しますが上アゴのみ抜歯するのは問題ありません。

上だけ1本少ないが、噛み合わせなど問題なく並びます

患者さんの一生を考えた治療計画

矯正終了後も長持ちする?

歯並びが綺麗になっても、1本1本の歯が長持ちしないと意味がありません。矯正治療で抜歯が必要な場合は、長持ちしない歯を優先して抜歯するように計画します。

今回であれば乳歯が残っていたので乳歯を抜歯、奥歯の虫歯が大きい歯は親知らずを移植しました。

親知らずの移植

当院では親知らずの有効活用を積極的に行っています。長持ちしない奥歯がある場合、親知らずを矯正治療で移動させる、もしくは移植するなどして将来も長持ちする方法を考え、提案することが多いです。

治療後の感想、治療費用

患者さんの感想
コンプレックスだった八重歯が治り、治療してよかったです。噛み合わせも前歯で噛めるようになりました。
自分では気にしていませんでしたが、親知らずの移植や、乳歯の抜歯を提案して頂き、私が歯をずっと使っていくにはどの方法が良いかを考えてくださり、ありがとうございました。
リスク
マウスピース矯正はきちんと装着しないと、正しく歯が動かない可能性があります。
費用
マウスピース矯正 88万円(税込)(診断、調整料は全て込み)

【執筆・監修者】

Mouth Peace 矯正歯科 院長

中村竜三 (歯学博士)

インビザラインドクター

国際口腔インプラント学会認定医

詳しい経歴はこちら