セラミック治療 古い差し歯のやりかえ

今回は当院で治療した、セラミック治療の症例をアップしました。

患者さんのお悩み、希望
右奥歯がグラグラして、抜けてしまった。全体的に噛み合わせが悪く、ボロボロになってしまっているので、これを機に噛み合わせを治したい。前歯の差し歯の見た目も気になっている。
治療方法
歯が無いところはオンプラントで回復させました。噛み合わせが悪いところは矯正治療で歯並びを改善し、古い被せ物はセラミックの被せ物で噛み合わせと見た目を回復させました。
治療期間
2年

古い差し歯のやりかえ セラミック治療 Before after

インプラントと矯正治療の両方治療する場合の注意点

インプラントの位置がとても重要

インプラント治療は歯が無いところに、歯の根の代わりとなるチタン製のボルトを骨に固定し歯を立てる方法です。入れ歯と違ってしっかり固定されるため、なんでも噛めるのですが矯正治療と併用する場合は注意が必要です。

矯正治療では歯を動かして歯を並べていきますが、インプラントは一度入れると抜かない限り、移動させることができません。矯正治療前に行う場合は、最終的な歯並びを予測した上でインプラントを埋入する必要があります。

最終的な歯並びを予測してインプラントを行わなかった場合、矯正後には邪魔なポジジョンにインプラントが入ってしまっている場合もあります。そうなると撤去して入れ直すか、妥協して噛み合わせを作るしかなくなります。

治療の順番はどちらが先?

矯正治療とインプラント治療のどちらを先に行えばいいのか分からないという質問をよく受けます。

結論から言うとケースバイケースです。奥歯に歯がないと前歯を動かすことができないため、そのような場合は先にインプラントを行うのが良いです。ただし矯正治療の診断が先なので、別の先生にそれぞれ治療してもらう場合は、矯正治療の診断を受けて、どの位置にインプラントが必要か決定することが重要です。

当院では、院長の中村は国際口腔インプラント学会の認定医でインプラントの経験も豊富なため、インプラントと矯正治療を一医院で行うことが可能ですし、そのような難しい患者さんの治療を多く担当させて頂いております。

治療後の感想、治療費用

患者さんの感想
だんだん歯がなくなり、噛みにくくなってきたので、今後どうなっていくのだろうと心配でしたが、噛み合わせも、見た目も良くなって本当に治療してよかったです。
矯正治療もこの年齢からワイヤーをつけるのは抵抗があったので、マウスピースでできた事がよかったです。
リスク
適切な調整を行なわないと、セラミックの一部が欠けることがあります。
費用
オールセラミッククラウン 13.2万円(税込)/1本 マウスピース矯正77万円(税込)インプラント44万円(税込)

【執筆・監修者】

Mouth Peace 矯正歯科 院長 中村竜三(歯学博士)

Mouth Peace 矯正歯科(大阪府松原市) 院長

中村 竜三 Ryuzo Nakamura

  • 歯学博士
  • インビザラインドクター
  • 国際口腔インプラント学会 認定医

広島大学を卒業後、同一の医療法人に約8年間勤務し、副院長を務めました。一般歯科で多くの患者様を診るなかで、天然の歯を長く残すには噛み合わせと歯並びの改善が欠かせないと考えるようになり、歯科スタディグループ SJCD で咬合を学んだのち、矯正治療へ軸足を移しています。

はじめはワイヤー矯正を中心に100症例以上を担当。その後、尾島賢治先生のセミナーをきっかけにマウスピース矯正へ本格的に取り組み、2023年11月にMouth Peace 矯正歯科を開院しました。ワイヤー矯正で培った「どの歯をどう動かせば理想の仕上がりになるか」という知見を、マウスピースの設計にそのまま活かしています。

現在は、他院で「マウスピース矯正では難しい」と診断された方のセカンドオピニオンを中心に、毎月50件以上のご相談をお受けしています。マウスピースの設計はすべて院長が一人ひとりに合わせて行い、矯正だけでは解決しない症例に備えて、インプラント・セラミック・歯周治療・咬合の再構築まで当院内で対応できる体制を整えています。また、全国の歯科医師に向けたセミナー講師や症例検討会での講演も務め、現在も学会・研究会での研鑽を続けています。

略歴

  • 広島大学 卒業
  • 医療法人にて約8年間勤務/副院長を務める
  • プリベンチャル守口駅前歯科 勤務
  • 2023年11月 Mouth Peace 矯正歯科 開院

所属学会・研究会

  • 日本アライナー矯正歯科学会
  • 日本顎咬合学会
  • 国際口腔インプラント学会
  • 即時荷重研究会

講演・受講コース

  • 日本アライナー矯正歯科研究会 症例検討会 講演
  • 即時荷重研究会 症例検討会 講演
  • Ciao 特別講演
  • ドーソンアカデミー(米国式・咬合のコース)受講
  • FIDI インプラントコース 受講

診療で扱う分野

  • マウスピース矯正(インビザライン)
  • ワイヤー矯正
  • 噛み合わせ治療
  • インプラント
  • セラミック治療
  • 歯周治療

本記事は、Mouth Peace 矯正歯科 院長・中村竜三(歯学博士)が執筆・監修しています。内容は診療ガイドラインや学会・研究会での知見、および当院での診療経験をもとに作成していますが、症状や適切な治療方針には個人差があります。気になる症状がある場合は自己判断をなさらず、歯科医院にご相談ください。
なお、矯正治療は自由診療(保険適用外)であり、歯の痛みや違和感、歯根吸収、後戻りなどのリスク・副作用を伴う場合があります。