二重歯列のマウスピース矯正【20代女性】

二重歯列のマウスピース矯正【20代女性】

今回は当院で治療した、二重歯列を改善した症例をアップしました。2重歯列の治し方や注意点を解説していますので、最後まで読んでみてください。

治療概要

患者さんのお悩み、希望
上の前歯が二重歯列になっており、前歯の見た目が気になるのと歯磨きがしにくい。歯を抜く矯正治療はワイヤー矯正でないと難しいと他の歯医者では言われた。友達がワイヤーで治療しているが、痛みが強いと言っているので、出来ればマウスピース矯正で治療したい。
治療方法
マウスピース矯正のみで治療。2重歯列になっている歯は見た目に関わるので、前から4番目の歯を1本だけ抜歯して、歯をきれいに並べています。来院頻度は4ヶ月に1度の来院です。
治療期間
1年10ヶ月

二重歯列のマウスピース矯正 Before & After

2番目の歯が後ろに入っている状態
2重前歯が綺麗に並んだ状態
バッテンの歯を抜歯、黄色矢印の歯を前に出します
2重歯列が綺麗に並んだ状態
元々の状態 噛み合わせも悪い状態
1本だけ抜いていますが、噛み合わせは問題ありません
治療後の口元の状態 とても綺麗なスマイルになっています

二重歯列の治療方法

二重歯列の治療方法(抜歯して治療する場合)

二重歯列は歯並びにスペースが足りずに、歯並びが二列に重なっている状態です。

通常スペースが足りないため、歯を抜いてスペースを確保する必要があります。歯並びによっては歯を抜かずに治療することも可能です。

今回は上顎の片方の前から4番目の歯を1本だけ抜歯しています。

抜歯した方が治療は早いですが、どうしても抜歯したくないという方は、歯を抜かずに治療する方法もご提案させていただきます。ご希望をまずはお伺いした上で、計画を立てていきますのでご安心ください。

片方だけ抜くのは問題?

よく聞かれる質問ですが、片方だけ抜いても大丈夫なのか??

結論から言うと問題ありません。上だけ抜く場合は問題ないのですが、下だけ1本少ない場合、上の歯が余ってしまいます(親知らずがある場合は問題ないこともあります)。矯正治療で上だけ抜歯するということはよくあることです。

注意点

犬歯(前から3番目の歯)や2重歯列になっている歯を抜歯する方法もありますが、噛み合わせや見た目を考えると、小臼歯と呼ばれる前から4番目を抜歯した方がいいことが多いです。

治療後の感想、治療費用

患者さんの感想
見た目が良くなったのと、歯並びが良くなって、毎回食べた後に物が詰まって困っていたのがなくなってよかった。治療中も痛みが少なかったですし、治療中は矯正治療しているのを誰にも気づかれなかったので、マウスピース矯正は凄いなと思いました。
リスク
マウスピース矯正はきちんと装着しないと、正しく歯が動かない可能性があります。
費用
マウスピース矯正 88万円(税込)(診断、調整料は全て込み)

【執筆・監修者】

Mouth Peace 矯正歯科 院長

中村竜三 (歯学博士)

インビザラインドクター

国際口腔インプラント学会認定医

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