先天性欠如(生まれつき歯が足りない)の大人のマウスピース矯正

先天性欠如(生まれつき歯が足りない)の大人のマウスピース矯正 

先天性欠如(生まれつき歯が少ない)のマウスピース矯正 治療概要

患者さんのお悩み、希望
かかりつけ医で元々大人の歯が少ないと言われた。乳歯が残ったままで、残っている乳歯もどこまで長持ちするか分からないと言われている。将来抜けたらインプラントかブリッジと言われているが、健康な歯を削ったりインプラントにはしたくない。歯並びも気になるので、乳歯を抜いて歯を並べることができないのか知りたい。
治療方法
乳歯を抜歯して、マウスピース矯正で治療
治療期間
2年

先天性欠如(生まれつき歯が足りない)の大人のマウスピース矯正 

先天性欠如(生まれつき歯が足りない)の注意点

歯が少ない場合はいろいろな選択肢があります。乳歯を抜歯して矯正治療で歯を動かしてスペースを詰める、乳歯が抜けたら将来そこの部分にインプラントなどの人工の歯を入れるなどがあります。それぞれメリット、デメリットがあるため色んな選択肢を聞いた上で決定することが重要です。

乳歯を抜歯して、スペースを詰める方法

ガタガタがある場合は乳歯抜歯がおすすめ

次の写真のような八重歯やガタガタが大きい歯並びで、乳歯が残っているケースでは、迷わず乳歯を抜歯するのが良いです。大人の歯が全て揃っていたとしても、健康な歯を抜歯して矯正治療を行いますので、長持ちしない乳歯があればそこを抜くのが都合が良いです。

ガタガタが少ない場合は、口元が引っ込みすぎないか注意

乳歯が残っているけど、ガタガタは少ないという方は、乳歯を抜歯してスペースを埋めてしまうと、前歯が引っ込みすぎる場合があります。

すでにEラインから口元が中に入っている人は、要注意です。

上の画像のようにガタガタが少ないかつ左右に乳歯が残っている場合に抜歯してスペースを閉じると前歯が下がります。出っ歯やガタガタが多い、口ごぼの方は良いのですが、引っ込みすぎると老け顔になってしまう場合もありますので注意が必要です。

乳歯を残したまま矯正治療するとどうなる?

虫歯治療をしている乳歯や神経をとっている乳歯を残したままにすると、骨と癒着してしまう場合があります。成長期にこれが起こってしまうと骨が正く成長せずに、骨格の問題が生じてきます。またこうなってしまった場合は抜けた時にインプラントをする場合とても難しくなってしまします。

骨の癒着がなければ、乳歯を残したまま矯正治療を行うことも可能です。ただし乳歯は一生持つことは極めて稀ですので、将来乳歯が抜けたときにインプラントやブリッジをする可能性が高いことは知っておく必要があります。

上の前歯が無い場合は左右非対称になるのを選ぶか、何か人工の歯を入れるのを選ぶか決める必要がある

奥歯がない場合は、矯正で歯を詰めるのが良いことが多いですが、前歯の場合は見た目を優先する場合は何か歯を補った方が良い場合もあります。

矢印の2番目の歯が元々ない状態。歯の並びが左右非対称になっている。
リスク
マウスピース矯正は矯正用マウスピースを適切に使用しないと、計画どおり歯が動かない可能性があります。
費用
抜歯ありのマウスピース矯正 80万(税抜)

今回のような難しい歯並びでも、当院ではマウスピース矯正のみで治療できることがほとんどです。どこで治療しても同じと思われがちなマウスピース矯正ですが、ドクターの技術、経験に大きく左右されます。私自身は過去にワイヤー矯正をメインに矯正治療を行なってまいりましたが、その技術、経験を活かし、ほとんどの歯並びをマウスピース矯正で治療することができるようになりました。他医院でマウスピース矯正ではできないと言われ、諦めかけている人はぜひ一度ご相談ください。

【執筆・監修者】

Mouth Peace 矯正歯科 院長

中村竜三 (歯学博士)

インビザラインドクター

国際口腔インプラント学会認定医

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