歯列矯正して老けた?その原因と解決方法を解説
歯列矯正をして歯並びは綺麗になったけど、顔が老けた印象になってしまい、悩んでいるという方も多くいます。当院には毎月のように、過去に矯正治療をして、口元が引っ込みすぎたとお悩みの方が相談に来られます。今回は歯列矯正で老け顔になる原因と、なってしまった場合の改善方法をお伝えしたいと思います。
なってしまった場合の解決方法は他では中々難しくて出来ないので要チェックです!!
CONTENTS
歯列矯正して老けた印象になる原因
口元を引っ込めすぎた場合に老けた印象になることが多いです。軽度の出っ歯や少しのガタガタで、必要のない抜歯をした場合に口元が引っ込みすぎてしまいます。口元のハリがなくなり、ほうれい線が深くなり、老人の様な顔つきになってしまうため、歯は綺麗に並んでいても老けた印象になってしまいます。また笑った時に歯があまり見えなくなってしまった場合も老けた印象になってしまいます。
歯列矯正で老け顔にならないために
歯並びだけでなく、お顔から分析し、前歯をお顔のどこの位置に並べるかが重要になります。歯並びの説明だけしている先生の場合、注意が必要です。当院ではお顔から分析し、どこに前歯を並べるのが理想的か必ず診断するようにしています。更に歯を抜いた場合、抜かずに治療した場合の治療後のお顔の状態をそれぞれシュミレーション出来ますので、治療後に後悔される事はほとんどありません。
歯列矯正して老け顔になってしまった場合の解決策
歯列矯正だけで改善する方法(難易度が高い)
引っ込みすぎた前歯を理想的な位置まで前に出す必要があります。一旦抜歯して閉じたスペースを広げていき、前歯を理想的なポジションに持っていきます。次にできたスペースに奥歯を移動させていきます。この時に理想的な位置にある前歯のポジションをキープしたいので、インプラントアンカーと呼ばれる小さなネジを使って前歯を固定する必要があります。
実際この方法は難易度が高く、治療期間も2年近くかかります。歯列矯正をして老け顔になってしまったのが、お悩みで再度矯正してでもなんとかしたいという方は治療する価値があります。レントゲンで骨の状態、歯の根っこの状態は確認して、事前に治療可能かどうか判断する必要はあります。
歯列矯正と詰め物で改善する方法(現実的な方法)
先ほど説明した、歯列矯正でスペースを作り前歯を理想的な位置に並べるところまでは同じです。
違うのは、できたスペースをセラミックやレジンの樹脂を使って埋めるという点です。出来たスペースが大きすぎる場合は、インプラントをする場合もありますが、そこまでスペースが出来る事はほとんどありません。先ほどの方法に比べると治療の難易度は下がりますが、人工物をご本人の歯に貼り付ける必要があります。貼り付けることで、ご本人の歯にダメージはありませんが、人工物なので、長年使うとやりかえないといけない可能性はあります。
前歯を前に出すときの注意点
抜歯矯正で前歯が引っ込みすぎたのを再矯正で前に出していくのですが、いくつか注意点があります。
前歯を前に出していく場合、前歯の根っこの表面に歯茎や骨の厚みがあるかどうかが重要になります。あまりに骨や歯茎が薄い場合は、前歯を前に出していくと歯の根っこが骨からはみ出てしまいます。最悪の場合、歯の根っこが歯茎から飛び出してしまい、歯茎が下がってしまう場合もあります。
再矯正する際は必ず、CTという3次元的なレントゲンで、前歯の根っこの部分に骨や歯茎の厚みがあるかどうか確認する必要があります。
歯茎があまりに薄いが、それでも前歯を前に出していきたいという場合は、歯茎を分厚くする処置を行なった上で、再矯正していく必要があります。
上記写真のように、歯を前に出しすぎると、歯茎が下がる可能性があります。その場合は歯茎の移植を行い、歯茎を分厚くして回復する処置を行う場合はあります。当院では歯を前に出す技術に加えて、歯茎の移植も行うことが出来ますので、口元が引っ込みすぎてしまった方の再矯正も対応することが出来ます。
ラミネートベニアで改善する
矯正をせずに、ラミネートベニアと呼ばれる方法でセラミックを前歯に貼り付ける方法です。引っ込んでいる歯を分厚くして前に出ているように見せる方法です。歯の形や色も改善できるというメリットはありますが、ご本人歯に人工物を貼り付ける必要があります。(歯を削る必要はありません)
口元引っ込みすぎた方の再矯正の治療費
再治療になるため、治療費が気になる方も多いと思います。当院でよく行なっている再矯正の価格例ですと、再矯正費用60万円(税抜)、リテーナー代3万円(税抜)、出来た隙間をセラミック樹脂で埋める治療4万円x4箇所(税抜)となることが多いです。隙間をセラミック樹脂で埋める箇所は、最大で4箇所でそこから数が減る場合もあります。
まとめ
以上が老け顔になった場合の対応方法です。実際は難しい方法になりますので、誰でも出来るわけではありません。しっかり先生と相談してベストな選択をするのが良いでしょう。お悩みの方は一度ご相談ください。あなたにとってベストな方法を一緒に考えましょう。
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