歯列矯正して老けた?その原因と解決方法を解説

歯列矯正して老けた?その原因と解決方法を解説

歯列矯正をして歯並びは綺麗になったけど、顔が老けた印象になってしまい、悩んでいるという方も多くいます。今回は歯列矯正で老け顔になる原因と、なってしまった場合の改善方法をお伝えしたいと思います。

なってしまった場合の解決方法は他では中々難しくて出来ないので要チェックです!!

歯列矯正して老けた印象になる原因

口元を引っ込めすぎた場合に老けた印象になることが多いです。軽度の出っ歯で、必要のない抜歯をした場合に口元が引っ込みすぎてしまいます。口元のハリがなくなり、ほうれい線が深くなり、老人の様な顔つきになってしまうため、歯は綺麗に並んでいても老けた印象になってしまいます。

歯列矯正で老け顔にならないために

歯並びだけでなく、お顔から分析し、前歯をお顔のどこの位置に並べるかが重要になります。歯並びの説明だけしている先生の場合、注意が必要です。当院ではお顔から分析し、どこに前歯を並べるのが理想的か必ず診断するようにしています。

歯列矯正して老け顔になってしまった場合の解決策

歯列矯正だけで改善する方法(難易度が高い)

引っ込みすぎた前歯を理想的な位置まで前に出す必要があります。一旦抜歯して閉じたスペースを広げていき、前歯を理想的なポジションに持っていきます。次にできたスペースに奥歯を移動させていきます。この時に理想的な位置にある前歯のポジションをキープしたいので、インプラントアンカーと呼ばれる小さなネジを使って歯を固定する必要があります。

実際この方法は難易度が高く、治療期間も2年近くかかります。歯列矯正をして老け顔になってしまったのが、お悩みで再度矯正してでもなんとかしたいという方は治療する価値があります。レントゲンで骨の状態、歯の根っこの状態は確認して、事前に治療可能かどうか判断する必要はあります。

歯列矯正と詰め物で改善する方法(現実的な方法)

先ほど説明した、歯列矯正でスペースを作り前歯を理想的な位置に並べるところまでは同じです。

違うのは、できたスペースをセラミックやレジンの樹脂を使って埋めるという点です。先ほどの方法に比べると治療の難易度は下がりますが、人工物をご本人の歯に貼り付ける必要があります。貼り付けることで、ご本人の歯にダメージはありませんが、人工物なので、長年使うとやりかえないといけない可能性はあります。

ラミネートベニアで改善する

矯正をせずに、ラミネートベニアと呼ばれる方法でセラミックを前歯に貼り付ける方法です。引っ込んでいる歯を分厚くして前に出ているように見せる方法です。歯の形や色も改善できるというメリットはありますが、ご本人歯に人工物を貼り付ける必要があります。(歯を削る必要はありません)

まとめ

以上が老け顔になった場合の対応方法です。実際は難しい方法になりますので、誰でも出来るわけではありません。しっかり先生と相談してベストな選択をするのが良いでしょう。お悩みの方は一度ご相談ください。あなたにとってベストな方法を一緒に考えましょう。

【執筆・監修者】

Mouth Peace 矯正歯科 院長

中村竜三 (歯学博士)

インビザラインドクター

国際口腔インプラント学会認定医

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