歯を抜かない矯正治療(インビザライン) - ワイヤー矯正をしたくない方向けの大阪の専門医院

歯を抜かない矯正治療(インビザライン)

当院でおこなった、歯を抜かないマウスピース矯正(インビザライン)の治療結果になります。歯を抜かないでおこなう方法についても解説したいと思います。

患者さんのお悩み、希望
真ん中の横の前歯が凹んでいて、笑うと歯が抜けているように見える。他で相談行った時は歯を抜いて、ワイヤー矯正がいいと言われたが、健康な歯を抜かずに治療したい。できるのであれば、目立たないマウスピース矯正で歯並びを治したい。
治療方法
マウスピース矯正で奥歯の遠心移動、歯列拡大を行い、非抜歯で歯を並べました。
治療期間
1年10ヶ月
治療前
治療後
治療前
治療後
治療前
治療後

歯を抜かずにおこなうために

ガタガタを治すためにはスペースが必要になります。歯を抜くと簡単にスペースを作ることは出来ますが、健康な歯を抜かなくてはなりません。歯を抜かずにスペースを作る方法は以下の方法があります。

1,遠心移動

奥歯を今の位置よりも、さらに奥に移動させて、前方にスペースを作る方法です。遠心をおこなう場合は上下の歯に顎間ゴムと呼ばれるゴムを掛ける必要があります。

2,側方拡大

歯並びのアーチ自体を拡大し、スペースを作る方法です。どれだけ拡大できるかは3次元的なCTと呼ばれるレントゲンで、骨がどれくらいあるか確認する必要があります。何も考えずにただ拡大すると、歯が骨から飛び出してしまい、歯茎が下がってしまいます。

3,IPR(ディスキング)

歯と歯の間を0.2mm〜0.5mm程度削ってスペースを作る方法です。エナメル質と呼ばれる歯の表面の部分を0.2mm程度削るだけなので、虫歯になりやすくなるといった問題はありません。もちろん削りすぎると、象牙質と呼ばれる歯の中の構造が露出してしまうので、削りすぎは良くありません。

上記の3つを組み合わせても、歯が並ばない、並んだとしても歯茎が下がる、歯が骨から飛び出てしまうなどの問題がある場合は抜歯を行い、スペースを作る必要があります。

患者さんの感想
治療前と比べると、笑った時の印象が全然違うので、治療して本当に良かったです。
歯も抜かずに、歯並びが治って良かったです。
リスク
マウスピース矯正は、指示通りマウスピースを装着できないと、計画どおり歯が動かない可能性があります。
費用
70万

【執筆・監修者】

Mouth Peace 矯正歯科 院長

中村竜三 (歯学博士)

インビザラインドクター

国際口腔インプラント学会認定医

詳しい経歴はこちら