八重歯のインビザライン矯正 抜歯マウスピース矯正

八重歯のインビザライン矯正 抜歯マウスピース矯正

今回は当院で治療した、八重歯を改善した症例をアップしました。治し方や注意点を解説していますので、最後まで読んでみてください。治療期間も1年6ヶ月と早く終わっています。マウスピース矯正で治療が早く、綺麗に仕上がる理由も合わせて解説します。

治療概要

患者さんのお悩み、希望
八重歯と噛み合わせが気になる。他の矯正歯科に相談に行き、歯を4本抜いてワイヤー矯正と診断を受けた。痛みや見た目が気になるので、出来ればマウスピースで治療したい。
治療方法
マウスピース矯正のみで治療。左上の八重歯の後の歯を1本抜歯して歯を並べました。
矯正治療後は被せ物をやりかえ、噛み合わせもきちんと合わせました。
治療期間
1年6ヶ月

八重歯のマウスピース矯正 Before & After

治療前
治療後
治療前
治療後
治療前
治療後

八重歯の治療方法

八重歯の治療方法(抜歯して治療する場合)

八重歯は歯並びにスペースが足りずに、犬歯と呼ばれる前から3番目の歯が、歯並びから飛び出て重なっている状態です。

通常スペースが足りないため、歯を抜いてスペースを確保する必要があります。歯並びによっては歯を抜かずに治療することも可能です。

今回は上アゴの片方の前から4番目のみ抜歯を行いました。ワイヤー矯正で行う場合は4本抜歯が必要と、診断を受けたみたいですが、抜く本数が少なくなって喜んで頂けました。

抜歯した方が治療は早いですが、どうしても抜歯したくないという方は、歯を抜かずに治療する方法もご提案させていただきます。ご希望をまずはお伺いした上で、計画を立てていきますのでご安心ください。

ゴムかけを頑張る必要がある

八重歯矯正に限らず、マウスピース矯正ではエラスティックと呼ばれるゴムをマウスピースと合わせてつける必要があります。

抜歯矯正しても老け顔にならない?

抜歯矯正すると老け顔になると、ネットなどの記事を見て心配されている方もいらっしゃいます。

診断が大切ですが、八重歯のように重なっている歯並びを、抜歯矯正で治療しても前歯の位置はあまり変わりませんので、結論から言うと老け顔になる可能性はほとんどありません。

次の写真で説明するように、重なっている部分が大きいと、抜歯しても前歯も位置はほとんど変化しません。

実際の治療前後の横顔の状態を見ても、変化ないことがわかります。

なので、重なりが大きい八重歯を抜歯しても、老け顔になりませんので、ご安心ください。

マウスピースで早く、綺麗に並ぶ理由

少し専門的になりますが、ワイヤー矯正はガタガタ歯並びをまず真っ直ぐ硬いワイヤーを装着出来るように、すべての歯を直線上に並べるレベリングと呼ばれる作業があります。

この直線上に並べる作業はワイヤー矯正では必ず必要なのですが、マウスピース矯正では1本1本の歯をバラバラに動かせるため、このレベリングと呼ばれる作業が必要ありません。

この作業がない分、治療期間は早くなりますし、痛みも少なくなることが多いです。

治療後の感想、治療費用

患者さんの感想
コンプレックスだった八重歯が治り、治療してよかったです。噛み合わせも前歯で噛めるようになりました。
リスク
マウスピース矯正はきちんと装着しないと、正しく歯が動かない可能性があります。
費用
マウスピース矯正 88万円(税込)(診断、調整料は全て込み)

【執筆・監修者】

Mouth Peace 矯正歯科 院長

中村竜三 (歯学博士)

インビザラインドクター

国際口腔インプラント学会認定医

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